松村上久郎のブログ

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製本の紙の選び方!!!!!!!!

まちゅむらだ!!!!!

 

わいが製本のとき選んでる設定を書き出しておく記事だぞ~ん

かなりざっとした感じになるが参考の参考程度に読んでくれ!

1️⃣使う印刷所

2️⃣紙の設定とか

に分けて見ていくぞ。

 

1️⃣使う印刷所

●製本直送.com 

https://www.seichoku.com/

 ・1~50部(100部?)くらいの少部数に向いてるぞ。

 ・本文モノクロ印刷が特に安価で良いぞ。

 ・本文カラーになるといきなり高くなる。

 ・「塗り面積の多い場合」にチェックを入れると高くなるので、

  ベタが多かったりなど、作風によっては安さの恩恵が半減かもぞ。
  (フルカラーの場合その辺も含めて割高になるのだ!)

 (・pdf入稿するときの規格には注意しよう())

 (・100部くらい刷ると複数の印刷工場に回すシステムらしく、そこで色の違いが出ることはあるらしいです。一回すっげーーーーーーーーーーーーーーー緑だった。運要素?)

 ・追加注文システムはこっちのほうが楽。

 

●株式会社グラフィック 

https://www.graphic.jp/comic

 ・本文カラー印刷なら価格的にこっちかなと。

 ・オンデマンド印刷で100部~、オフセット印刷で300部~刷るならこっちが割安

 ・部数がそこそこある場合モノクロとカラーでそんなに値段が変わらない

 ・割りと頻繁に割引セールをやっていて良い(じゃないと結構高い)

  (あとページ数が4の倍数じゃないと割引適用されなかったりするので注意だ)

 ・表紙とか本文が赤っぽくなる傾向がある(ときがある)。

  向こうとしては許容範囲内という認識らしい。運要素。

 ・追加注文システムは特になし。毎回改めて注文する必要。面倒。 

 

☆迷ったときはこの2社の価格を見比べてマシな方を採用する感じだ!

☆まとめると、少部数かモノクロなら製本直送。100部以上刷るか、カラーならグラフィック、みたいな雰囲気だ!まあ一応、毎回両方見積もり見比べるけど。

 

 

2️⃣紙の設定とか

ほんじゃ、それぞれの印刷所でわいがよく使う設定をみていくやで。

 

●製本直送.com

面倒なので設定画面のコピペで失礼するぞ。

手元にわいのBD(バンドデシネ)がある人はそれを触りながらどうぞ。

 

「ニコの旅」「ニコの旅2」など(モノクロBD)

製本サイズ:A4
表紙:表紙モノクロ&ラミネート加工(マット)
表紙厚さ:硬め(260g/㎡)
本文の色:モノクロ
本文の用紙:09 - 書籍用紙【モンテシオン】(菊判39.5kg)
綴じ方:無線綴じ
綴じ方向:左綴じ
本文塗り足し:あり
遊び紙:なし
印刷面積率:50%未満
ブックカバー:なし
 

☆モノクロ原稿にはモンテシオンがいいかんじの風合い。

☆表紙は高級感を出したい場合、ラミネート加工(マット)一択。その分高くはなる。

☆表紙は厚めのほうがよし。薄いと簡単に反っていく(厚くても時間経過でちょっとずつ反りはするものの、わいは許容範囲内としている。)

☆作風的に、モノクロペン画でベタ少なめなので「印刷面積率50%未満」にしている。今のところ怒られたりしてないので多分セーフなのだと思う。

☆モノクロ画集を作る場合は、本文用紙を「しらおい」か塗工紙【コート紙1マット】(四六判90kg)を選ぶかんじ。後者のほうがちょこっとだけなめらかで高級感があるか?

もちろん画集でも「モンテシオン」選んでもええけど。お好みでどうぞ。

 

・「ニコの旅4」「ニコの旅5」など(カラーBD)

製本サイズ:A4
ページ数:56ページ
表紙:表紙カラー&ラミネート加工(マット)
表紙厚さ:硬め(260g/㎡)
本文の色:カラー
本文の用紙:07 - 上質紙 白色【しらおい】(菊判62.5kg)
綴じ方:無線綴じ
綴じ方向:左綴じ
本文塗り足し:あり
遊び紙:なし
印刷面積率:50%以上
ブックカバー:なし
カラーのときは本文用紙「しらおい」がいいかんじ。シンプルイズベスト。
 (上質紙とかは安いけど、安いなりってかんじがする。体感。)
☆本文用紙は「本文の用紙:14 - 塗工紙【コート紙1マット】(四六判90kg)」にしてもOK。めっちゃ違うってわけでもないけどちょこっとだけ高級感があるかもしれない(?)
「印刷面積率」が必然的に50%以上になるので割高。ある程度部数が刷れるならグラフィックの方がよいかも。
☆カラー画集を作りたい場合は、たぶん100ページとかになるとおよそ現実的な原価にはならない(気がする)(1冊原価1600円とかになっちゃう?)のでおとなしくグラフィックさんのオンデマンドにしたほうがいいのかもしれない。気がする。
☆まあ、A4サイズにこだわるなら、ってかんじかもしれんけど。
 
・「ナックル・ビッグシルエット」(表紙カラー、本文モノクロのBD100ページ超)
製本サイズ:A4
ページ数:116ページ
表紙:表紙カラー&ラミネート加工(マット)
表紙厚さ:硬め(260g/㎡)
本文の色:モノクロ
本文の用紙:09 - 書籍用紙【モンテシオン】(菊判39.5kg)
綴じ方:無線綴じ
綴じ方向:左綴じ
本文塗り足し:あり
遊び紙:なし
印刷面積率:50%未満
ブックカバー:なし
☆100ページ超えてるけどモンテシオンだからかそこまで分厚い本にはならなかった。
☆一応これで原価が1000円以内になんとか収まってる感じ(執筆現在)。
 移植が面倒だからやってないけどたぶんグラフィックさんで増刷したほうが安上がり。
 
・「フロッピーディスク部へようこそ」(薄いモノクロBD、中綴じ)
製本サイズ:A4
ページ数:8ページ
表紙:表紙カラー&ラミネート加工(マット)
表紙厚さ:中綴じ専用表紙(160g/㎡)
本文の色:モノクロ
本文の用紙:09 - 書籍用紙【モンテシオン】(菊判39.5kg)
綴じ方:中綴じ
綴じ方向:左綴じ
本文塗り足し:あり
遊び紙:なし
印刷面積率:50%未満
ブックカバー:なし
☆勢いで製本直送で刷ったけど、100部くらい刷るのであればやっぱりグラフィックさんのほうが安かったです。失敗。
 
・「ZEBRA」「構図集」(B5のなんか小出しにするやつ)
製本サイズ:B5
表紙:表紙モノクロ&ラミネート加工(マット)
表紙厚さ:硬め(260g/㎡)
本文の色:モノクロ
本文の用紙:09 - 書籍用紙【モンテシオン】(菊判39.5kg)
綴じ方:無線綴じ
綴じ方向:左綴じ
本文塗り足し:あり
遊び紙:なし
印刷面積率:50%未満
ブックカバー:なし
☆サイズがB5になっただけ。
☆一応、A5の横綴じみたいな変則的なのも対応してたと思うけど今はどうだったかしら。謎。
 
その他備考
表紙カラーの場合は「表紙作成コース」を選ばないと色味がど派手に変わって死亡するので気をつけてください(1敗)。
・表紙がモノクロだったらたぶん表紙はどのコースでも大丈夫そう(背表紙をデザインしたいならおとなしく表紙作成コースを選ぼう。)
・入稿するpdfの規格には気をつけよう(1敗)。
・ちなみに216ページくらいの画集も作れるので、ページ数が多くても安心(ただし、本文モノクロじゃないと現実的な原価にはならないです)。
 
追記
・「表紙の塗り面積が多い場合、ラミネート加工が定着しにくく品質が低下する場合がある」的な記載が公式にあるので、一応やる場合は自己責任ってかんじ。
 わいは一応いまのところ大きな問題は感じてないので、めちゃめちゃ心配することはないのかもしれない、くらいの認識(雑)。
 
 
 
次。
 
●株式会社グラフィック
 
「ニコの旅 ゆるふわプリンと輪廻の竜(オフセット印刷)」
「BD合同誌I.Q.2t(オンデマンド印刷)」とか(カラーBD)
 
・同人誌印刷(コミグラ←グラフィックのサイト内にある、同人誌特化サービス)
・カラーA4無線綴じ冊子
・7日納期(オンデマンド)~ 11日納期(オフセット)
・本文カラー/マットコート110kg か、90kg(おすすめ)
・表紙/ 片面カラー/マットコート220kg
・左綴じ
・片面マットPP貼(つやなし)加工/納期追加1日
 
☆本文用紙「マットコート110kg」←かなりしっかりめな紙。ページ数が多い冊子だとややめくりにくいかもしれん。
☆漫画か、ページ数が40、50以上の画集なら「マットコート90kg」のほうがすっきりしてめくりやすくていいかもしれない。90kgでも高級感が損なわれるってことではないので安心して選んでよいと思うぞ。
(画集2021、画集2022あたりではマットコート90kgを選んだぞ。よかった。)
(厚いほうが紙の裏側がうっすら透けたりしないのでそこが気になる人は110kgを選ぶといいかも)
☆「片面マットPP貼(つやなし)加工」←製本直送.comでいうところの、ラミネート加工(マット)に相当するアレ(のはず)。高級感を出したいなら選ぼう(納期は1日増えるぞ)。
基本的に納期は一番安くて一番ゆっくりなやつを選ぶぞ(じゃないと原価が跳ね上がるぞ!!!!!)。
 
 イベントに間に合うように、余裕を持って入稿しよう。
 ちなみにイベント会場に直接送るオプションもあるが、松村はやったことはないでおじゃる。
 
 
 
・レコメンデットねこメット(8pくらいの薄いフルカラーBD)
 
・同人誌印刷
・カラーA4 中綴じ冊子
・8日納期
・本文カラー/マットコート90kg
・表紙/ 片面カラー/マットコート135kg ←中綴じ印刷なのでこれが最大厚み。十分。
・左綴じ
・片面マットPP貼(つやなし)加工/納期追加1日
☆たぶんページ数と表紙の厚さくらいしか設定的には変えてないかも。
☆少ないページ数であっても、カラー印刷であればやっぱり製本直送より安価ってかんじ。刷る部数と相談して決めよう。
 
 
 
 
とりあえず以上だす。
取り急ぎの情報共有のため画像とかは割愛!怠惰!!
疑問点あったらDMなどくれたし!!!!!!!!!!
どっかまちがってたらごめん!!!!!!!!!!!
 
ほな、原稿作業に戻るます。