松村上久郎のブログ

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【ネタばれあり】読まないつもりが結局チェンソーマン10巻まで読んでしまった感想

はい。結局10巻まで一気に読んでしまいました。

チェンソーマン。ネタバレも含めて感想を書いていこうと思います。

チェンソーマン 10 (ジャンプコミックスDIGITAL)

チェンソーマン 10 (ジャンプコミックスDIGITAL)

(なおマキマさんに支配されっクスは実現しなかった模様)

 

・これは「悪魔にとってのヒーロー譚」だった

マキマさんが「たすけてチェンソーマン」といった一言でやっと理解したのだけど、

これはチェンソーマンっていう不幸な少年の成り上がりの話じゃなくって、

チェンソーマンっていう「悪魔にとってのヒーロー」の話で、

1~9巻はただの前振りでしかなかったわけであります。

人類はもうなんというかおまけでしかなかったことが判明するわけであります。

 

いや、諸悪の根源っぽい「支配の悪魔」が「助けて」ってなにごとだよ、なんなら地獄の悪魔が人類側の最後の希望っぽい感じになってるのってなんなんだよって超跳腸めっちゃ思ったんですけど。

どれもこれもすごく皮肉がきいてて最高です。

加えてもうなんか、人間のほうのストーリーは半分くらいどうでもよくなってる感じすらあります。

デンジの出自がどうとかもう放っておいてこのまま彼の無双する姿をただただ追いかけたいくらいまで突き抜けた感じすらある。

いや次巻が最終巻らしいのでちゃんと回収してほしい気持ちはもちろんあるんだけど。

すべて忘れてオラオラタイム続行してくれたほうがデンジ的にもしあわせなのではないかとおもってしまったり。

 

とりあえずいえるのは、「物語終盤で大きな風呂敷を広げて、それまでの細かいことがどうでもよくなるかんじの展開」はわたしは嫌いではない。スカッとした部分もある。

うまく説明できないが「さっきまで悩んでいたことがちっぽけなことだったように思える」そんなはたらきがあると思うんです。しんどい展開が多かった分、このちゃぶ台返しに救われている部分もある。そんな気もするわけです。

あといままでとちがって主人公がちゃんと無双しているあたりも読者としてスカッとできてうれちい。

 

あとチェンソーマンが「悪魔におそれられる悪魔」である理由がちゃんと納得できるものだったのでそこもよかった。たしかにその能力なら悪魔からも恐れられるよなあ。。

 

・真のヒロインはコベニちゃんだったことが判明する

ちなみに、巻頭でパワーちゃんが予定通りアレされてしまうのだけど、「悪魔は輪廻転生する」っていう設定があるので、ある意味では思ったより平気だったのだけど、だけどデンジの前であれはなぁ。。。やっぱりしんどいなぁ。。。っていう。。。輪廻するとわかっていてもつらいもんはつらいわけです。

しかし一方でコベニちゃんの癒し回がしっかり描かれているのは読者のケアが目的なのか、空気の入れ替えなのか、理由はよくわからないんですけど需要しかなかったです。

 

うろたえるコベニちゃんがかわいすぎていい。彼女にしたい。

 

個人的には、「ここまで生き残ってくれた(まだ死ななそう)」というそれだけの理由でも個人的今作のヒロインと呼んでいいと思っている。本当は個人的にはレゼちゃんだったんだけど、あれしてしまったし。なんかしれっと後半それっぽいのが登場したけど経緯不明すぎて集中できないし。

 

 

とにかく次の最終巻を全裸で待とうと思います。

チェンソーマン、1巻で止まらず勇気を出して読み進めてよかった。おすすめしてくれたリスナーの皆様ありがとう。

わたしは漫画の1巻の気に入らない展開で購読をやめる悪い癖を直そうと思います。

 

チェンソーマン 1 (ジャンプコミックスDIGITAL)

チェンソーマン 1 (ジャンプコミックスDIGITAL)