松村上久郎のブログ

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日記!!!!!!!!

日記だ!!!!!!!!!

 

・6月以内に原稿終わるかな!?

 8月の神戸イベ(

https://www.tentosen-kobe.com/blank/matsumurakamihisao-raibupeintoibento-komi-yu-u-un

)に間に合うように、BDを絶賛執筆中なわけであります。

 バンド・デシネ。水彩フルカラー。80~90ページくらいになりそう。

 やばい。大変。

 のこり線画25ページ、塗り70ページくらい。は?

 

 今日は張り切って一日で5枚ほど水彩原稿をやったんですけども、

 あまり同じ日・同じ時間帯に一度に原稿をやると実はよくないこともあって。

 使う色の傾向がどうしても似てしまうんですよね。なんか緑っぽいなとか。

 まあ日を置けば気にならなくなるでしょうし、対策として飛び飛びのページを塗ればそんなに気にならないんでないかって話もあり、要領の問題かもしれない。

 

 焦らないでマイペースにやったほうがいいんでないか、という理屈でしばらく今のBDとつきあっていたのだけれど、

 集中してやれば1ヶ月で終わるかもしれないものをだらだらとまた数ヶ月やってしまうほうが原稿にとって良くないんじゃあないか、という心境に今更ながらなっているわけであります。

 1日で終わるものは1日で終わらせたほうがいいということであります。

 あと、小規模ながらも数年ぶりの個展なので、ちゃんと皆様に新刊長編BDをお届けしたいという気持ち。たぶんそういうのも大事。

 細々とした雑務(アイテムを仕入れるとかなんとか)もあるものの、そうした状況も含めて仕事と思ってなんとかやりくりしていきたいものです。

 

 

・宙に浮く若者

 普通に世間話。この動画を受けて。↓

 

www.youtube.com

 

 私はメタバースとかVRChatにあんまり長時間潜れない人間なんやけど、

 リスナーの子たちは平気で数時間、あるいは一日中潜ったりするみたいで、人によってはV睡(バーチャル空間で寝ること)なぞ嗜んでいるという。

 あの重たいゴーグルをつけてそこまで長時間過ごしたり寝ることが可能なのか...?といつも半信半疑で聞いているのですが、もちろん嘘ではない様子。

 

 わたしまちゅむらとリスナーの年齢はだいたい10年ほど離れていて、

 10年の差があると「バーチャル」なるものにここまで適応の差がでる、ということなのだろうかと感心していたりするわけです(他の要因はもちろんあるでしょうが)。

 と同時に、日本のいろんな企業がメタバース産業で続々コケていることにも納得がいく。わたしより上の世代で「バーチャル空間」に本当の意味で適応している人間がきっとおどろくほど少ないのだろうと思う。バーチャルを、肌感覚で理解するに至っていないからコケている。

 アナログ空間で生きてきた時間が長すぎて、いまさらバーチャルで宙に浮けないおっさんたちがあわててメタバースやっても多分、今の10代・20代のこたちほど「バーチャル」を捕まえられない。根本的に適応しきれてない感が拭えない。今の若い子たちのほうが圧倒的に宙に「浮き慣れている」

 (より正確には、彼らはVRに潜っても「浮かない」で済んでいるのであって、わたしたちおっさんがVRで「浮いてしまう」手応えのない不安感のほうが先に来てしまって疲れてしまう。わたしは彼らが「うき慣れている」と思っていたのだけど実はおっさんがVR空間で軽すぎる」だけなのかもしれないという理解に至っている。)

 そんでその傾向はもっと進んでいて、↑の動画の中で落合さんの息子が「ちゃんねるとうろくよろしくおねがいします!」を挨拶だとおもって真似しているのをみて「おまえもうメタバースだな!」とおどろいたという逸話。

 うまれたときからネットやバーチャルと触れ合っているような世代と今のおっさんではあきらかに「バーチャル」における身体性に開きがあるわけです。

 バーチャル空間での具体的な「手触り」をどう再現するか、みたいな騒ぎ方をしているのは実はおっさんだけで、いまのわかものはそんな余計なデバイスがなくてもすでに「身体性」をもって没入している。そら勝てんわ。

 

 そういうことを鑑みると、思い切っていま20歳くらいの若者にバーチャル的権限をドカンと与えてしまって、彼らに自由にさせてやったほうが、そのへんのおっさんよりうんと芯を食った事業をやるかもしれない、というストーリーは信じられるわけです。

 じゃあやっぱりVRゴーグル配ったりPC配ったりすることがあきらかに国力につながるじゃんという。なるほど。

 

 

・AIイラストとか

 

AIイラストについての動画はすでに以前上げた↓んやけど、また違う話。

youtu.be

 

AIが仕事を奪うっていうのが、美術史における写真の登場と比較して語られるのは割りと何度か聞いたけど、

産業革命のときに起こったアーツ&クラフツ運動(民芸運動)とセットで喋ってるシーンってあんまり耳にしないなと思ったり。

 

イラストがかんたんに大量生産される時代にあってなお絵の価値を見直したいっていう場合、民芸運動と似たようなムーブがもうちっと派手に起こってもおかしくないとは思ったんやけど。

 

(ちな民芸運動ってたしか、「大量生産される食器と比べて、それぞれの地元の材料で手仕事で作られてる一点ものの器ってやっぱり芸術だよね、価値があるって確認していこうぜ」っていう運動だった気がする。違ってたらごめんな!)

 

でも簡単に複製可能って意味ではデジタルイラストだった時点でそうだったけど、そこまで問題にならなかったのは一応「絵=ある程度”手仕事”である」っていうところがまだ信じられたからで。

じゃあイラスト制作における「てしごと」部分ってなんだっていったらメイキングとか、あるいは「アナログであること」それ自体だったりするのかという話。謎。

 

でも「AIでてきたからアナログに移ります」って絵描きの話は案外あんまり聞かない。(しらないだけ?)

民芸運動と比べると、AIイラストの登場でただ筆と心を折られたひとだけが増えているっていう、やられっぱなしな点は気がかり。別にみんなアナログやれって話ではもちろんないけど。

民藝運動のときどんな動きがあったのかってこととかは調べてみたらなんか示唆があるんでないかと思ったりするものの、わいはまだ突っ込んでは調べていないという体たらく。雑。原稿がアナログというのもあって悠長に構えているかもしれない。

 

・あとなんかあったっけ。

小見出しでそんなこと聞かれても。

原稿作業にもどります。。