せや、「文章とかのほうがすぐ読めてうれちいんやけど」という人のためと、機能してないブログを改善するために動画の内容を適当に文章にまとめてここに投げればみんな幸せでは?
※正確な文字おこしだとだるいのでたぶんざっくりとした内容のまとめになる
この動画。ね
Q.自分で描いた絵が、描いた直後はあんまりいい感じに見えなくてションボリします。でもあとから見ると悪くないジャンとか思うこともあります。でも描いた直後はよく見えないので描けば描くほどモチベーションが下がります。絵を描いた達成感より徒労感が勝ちます。最初から悪くないじゃんと思える方法を教えてくだちい。
A.
この現象、仮に「お絵描きションボリ現象」と呼ぶんやけど。
これは創作屋にとってはある程度仕方ない現象なのかなとわいも思っています。
というのも、1枚の絵が完成されるまでは、作家はずーーーーーっと同じ作品と向き合うことになります。
ずっーーーーーーーーっと同じご飯を食べているようなかんじになって、
なんだかよくわからなくなってしまう。
どんなにおいしいご飯もずっとたべてるとだるくなるように、
ずっと同じ絵を描いていると「???????」となってしまう。
簡単に対策は2つ。
「飽きが来る前に(余計な不安や疑問があがってくるまえに)ぱぱっと気持よく描き切ってしまう」
か、
「描いた後一晩おいて、あらためて見てみて、そのうえで「いいじゃん」ってなったらアップする。だめだったら手直しか没にする」。
書いてる最中や書き終わりで「??????」となるのは、時間をかけた作品にはありがちだし、経験のある作家でもわりと避けられない感覚なんじゃないかな?という予測がわいにあるので、あんまり深刻に悩まないで、詰まったら寝るというのがいいんでないかというお話でした。
で、こっからは与太話。
わい自身は「ナックルビッグシルエット」を描いたときにちょうどこんな気持ちになったわけなんです。
これがモノクロ100ページくらいアナログで書いた漫画(バンドデシネ)で。
1年弱くらいはずっとこれを書いてたわけです。
あんまりにも製作が長期化したので、書き終わるころには「これちゃんとお話になっとるんやろか??????」と疑問がかなりあったわけです。
しかし、この漫画を発表してから2,3年くらいたった今、あらためて自分のこの漫画を読んでみると「あれ?ちゃんと描けてるじゃん」と思ったりするわけです。
この流れから考えてみると、
長く付き合った作品ほど、その作品にたいして冷静になるまでに(つまり、当時悩んでいたほどには悪くない出来だったじゃん、と納得するまでに)同じくらいか倍くらいかかるかもしれない、という予測がなんとなく自分の中で立ってくるわけであります。
そんなわけで今回のお話、まあそんなもんなんやな、というくらいの感じで覚えておくとどこかで役に立つといいね。
ほな、また。