1巻・2巻と続けて読んじゃいました。忘れないように箇条書きで一気に感想を。
(物語自体のネタバレは一応ないです。多分)
・たまに入るキャラクターの表情などのデフォルメ感がうるさくない。少女漫画っぽいテンポというか感情表現だなと思うには思ったが、一方で少女漫画的な「読みにくさ」がないのがすごい。個人的にもそこは嬉しい。ギャグがくどくないのも嬉しい。
・「女性作家」らしさがすごくいい意味で出てるんだと思う。「作者の性別は作品には関係ない」という考えも当然あるけど。傾向っていうのは一応あると私は思っている。
・無駄なコマ割が本当にない。余計なコマ、ただ間を持たせるだけ、みたいなコマが一切ない。テンポがすごくいい。読みやすい。
・「妹を守る」という事で、家族愛、兄妹愛がテーマにあるので感情移入しやすいのも人気のポイントだったと思う
・技の種類が豊富でどんどん出てくるのがバトルものとしても気前が良いなと思った。楽しい。
・退屈になりがちな修行編がすげーーーーーーーーーいい話だった。
・あと作者のワニ先生と私がどうやら同学年っぽいのでちょっと嬉しい。
・少年漫画にある「主人公が大声で自分の生き様をシャウトする」みたいなアレが実はなくて。主人公の炭治郎はここだって時に黙って悲しそうな表情をしたり、にっこり笑うんですよ。シャウトしない感情表現。ここだって山場で、一番感情が高まるところで、表情だけで見せるんですよ。すごく上手いなって思うし、それを少年漫画のフィールドで正面からやったワニ先生はすごく偉いと思うわけです。(この辺は2巻の話も入る)
・ジャンプらしくない漫画、という意味がわかった。ジャンプが「ジャンプらしくない漫画」を連載したのは英断だと思う。ワニ先生の漫画には「少女と少年」が同居していると思った。ジェンダーレスというのか、中性的というのか、正しい単語はわからないけれど、そこが今の日本の時代の空気感ともマッチしてたと思う。
アマゾンで5巻まで買ってあるので早く続きを読もうと思う。取り急ぎ感想まで。