いえ、本当は鬼滅の刃を6〜11巻まで一気に読み進めてしまいました。
でも一記事にまとめられなさそうなのでちょっとわけます。とりあえず煉獄さんまで。
ここまで読んだことにより、煉獄さんが200億の男だということを完全に理解しました。
これで心置きなく劇場版の鬼滅の刃を見にいくことができます。今週にでも行こうかな。
※ふんわりとしたネタバレを含む可能性があります。ご了承ください。
・ムカつく感じだった人物がいつの間にか大好きになっている不思議
一応は11巻まで読んだので、煉獄さんと、あともう一人、音柱の天元さんの人となりが大体わかる感じになったんですけど。
やっぱりそれぞれのエピソードが終わると、なんか、いつの間にか好感度が上がっているんですよ。
これなんなんですか?だって最初にお館様の屋敷で柱に囲まれてた時全然味方じゃなかったじゃん。なんならド派手に56されそうだったじゃん。一体いつからこんなにあったかい人物みたいなあれに変わっとるんや?
・人間味のないスタートからどんどん人間味を足していく
いや、なんていうか。やっぱり「この人冷たい人なのか?」というところからスタートして徐々に人間味が見えてきて、いいところとか優しいところとかもあるってわかってくるとこれは好きになっちゃいますよ。煉獄先輩カッケーもん。強いし。
いや、不思議だったんですよ。
炭治郎が主役のはずなのになんで煉獄さんが200億の男と呼ばれるのか。7〜8巻を読んだら納得するしかなくなるんですよ。無限列車編を読んだら。
「尊敬できる先輩」っていうポイント全部押さえてくるもん。ずるくない?
こりゃあ200億ですわ。
この先の話も、他の柱もこういう感じで一人ずつ氷を溶かしていく感じで書くんやろうか。そこはちょっと謎ですけど大いに期待。
・きっちりと敵役の「過去」を描くのは相変わらず丁寧だった
で、漫画そのものの話に戻る。
少年漫画で「頸(くび)を切る」っていう割とおっかないことを主人公にバンバンやらせるので、「ただムカつく鬼をぶっ56しました〜〜イエーーーwww」とかならないように細心の注意を払っているのがずっと伝わるわけです。
しかし同時に、バトルの最中は敵をとことんムカつく奴として描く。そこはダラダラやると逆に読みにくいし読者も集中できないので、バトル自体の決着が着いてからゆっくり鬼を振り返るわけですね。そこは徹底している。
「この鬼にも事情があるんだろうな」と頭で覚えていても読んでる最中はすげームカつくわけです。そこはプロとして徹底して書いとるんやなーってやっぱり思うわけです。はえ〜......
・敵のでてくるテンポがすごく的確
これは無惨様登場あたりから思ったんだけど、敵キャラがバッと登場するタイミングがすごい急激。だって無惨様からして、あんな感じでいきなり出てくると思わないじゃん。いや無惨様自身が「まじかよ」みたいな感じだったと思うからすごいタイミングだったんだと思う。
こう、「ダイの大冒険」でいうところの、ハドラー様があのタイミングで出てきてアバン先生と戦う感じ。あのくらいのテンポ感かもっと早い感じだと思う。
魔王級の敵キャラはさっさと主人公に接触させたほうがいいっていうのは正直あるんだと思った。
想像してみると、もし無惨様の登場がもっと遅い巻になってたら多分ダラダラっとした展開になってたと思うしここまで人気が出なかったと思う。
ゼッテー出し惜しみしねぇぞっていうワニ先生の意気込みみたいなのが伝わる感じ。
このテンポの良さがやっぱり嬉しい。
・今回のイチオシ1コマ
とりあえず8巻まで読んだ中で個人的なイチオシはこちら。
はいかわいい。うさみみ禰豆子可愛すぎる。はい優勝。
続きの感想は後日。では、また。